翻訳は“自由と学び”をくれる仕事

インタビューーサン・フレアとはたらくひと


翻訳は“自由と学び”をくれる仕事

ベトナム語翻訳者インタビューTTさん

TTさん

翻訳歴20年

分野:IT・通信、医薬、観光

日本でIT企業の社内翻訳などに従事された後、ベトナムに帰国。副業として通訳・翻訳の仕事を始め、現在はフリーランスとして活躍されているTTさん。サン・フレアに登録されているベトナム語翻訳者の中でも、常に高品質な翻訳をご納品いただいている翻訳者のお一人です。今回は、そんなTTさんに、これまでのご経歴やご経験、そして現在から今後の働き方についてお話を伺いました。

翻訳を始めたきっかけ

IT企業で日本とベトナムの開発チームをつなぐ“橋渡し役”として、社内文書や日々のコミュニケーションを訳したのが、翻訳の最初の一歩でした。2006~2009年に日本でIT関連の仕事に従事し、社内翻訳も担当していました。ベトナム帰国後の2010年、知人の紹介で通訳の仕事を始め、同じ会社から「翻訳もやってみないか」と声がかかって、フリーランスとして本格的に翻訳にも取り組むようになりました。当初は本業のかたわら、夜に翻訳する副業としてスタートしました。

ー TTさんは非常に高品質の翻訳を納品いただいていますが、翻訳の学習は基本的に独学だそうです。

最初は社内翻訳から始めましたので、現場のOJTでコーディネーターとやり取りし、チェッカーのコメントを受けながら訳文を仕上げ、スキルを磨いてきました。現在も日本語・ベトナム語のニュースを毎日追い、日本の映画で日本語の感覚を保つなど、情報収集と語学の基礎体力づくりを継続しています。年に2~3回は来日して、現地の空気感や新語・トレンドに触れることも欠かしていません。

サン・フレアとの出会い

2011年2月、サン・フレアの翻訳トライアルに合格しました。最初は日本語→ベトナム語訳での合格で、その数年後にベトナム語→日本語にも挑戦したいと伝えました。ありがたいことに、高得点で合格することができました。

ー TTさんも登録当初は翻訳だけでは独立できる仕事量はなかったそうです。経験を積んでいくことで翻訳での収入が増え、独立を決意されました。

登録初期から継続的に御社から案件をいただいています。プロジェクトマネージャーさんからの信頼も得られたのか、徐々に大きなお仕事を任せていただけるようになりました。様々な翻訳を経験し、専門性と品質の両面を高められたと思います。

現在のお仕事

現在は翻訳が約8割、通訳が約2割です。コロナ禍以降、通訳の機会が減り翻訳中心の働き方にシフトすることになりました。

ー TTさんは翻訳に加えて、通訳業務も継続して対応されています。

通訳が入る日は、事前資料の読み込みなど準備に時間をかけます。終業後に翻訳へ切り替えることもあり、深夜1~2時まで取り組む日もあります。一方で、仕事が落ち着いている日はニュースや映画でインプットを行い、旅に出たり友人と過ごしたりと、フリーランスならではの裁量の大きさを感じています。

ー幅広い分野や大量の翻訳をお一人で対応されるなど、翻訳技量の高さが垣間見えました。

翻訳で扱う分野は広く、通信大手のサービスプラン・店頭配布チラシ、各種マニュアルなど、印刷物として世に出るコンテンツも長年担当してきました。大規模な医療分野の案件では、医師向けの教科書を数百ページにわたり一人で翻訳。ほかにもサプリメントの資料や自動車キットのマニュアルなど、生活に直結する文書を数多く手がけています。

ー翻訳・通訳以外にも、ベトナム在住の日本人向け日本語フリーペーパーの「審査(チェック)」業務を2010年から継続。

ここでの役割は語学表現の添削ではなく、記事内容がベトナムの法律、商習慣、公序良俗、文化の観点、常識などに抵触していないか、事実関係が正確かを確認すること。出版許可の可否に関わるため、高い信頼性と中立性が求められる重要な仕事です。

ー語学力を維持のためのルーティンも明確です。

ニュースの多読・多聴、日本映画での表現確認、そして年に数回の来日で言語感覚をアップデートしています。地道な積み上げが、通訳では「聴き取りと話し方」、翻訳では「読解と記述のスピード」に直結していると感じます。

翻訳をやっていてよかったこと

まず実感するのは「言語力の維持・向上」ができることです。海外在住だと日本語に触れる時間が減りがちですが、通訳で“聴く・話す”、翻訳で“読む・書く”を鍛え続けることで、日本語とベトナム語の両方を実務水準で磨き続けられます。分野横断で学べるため、専門知識が自然と蓄積される点も魅力ですね。

ーフリーランスでは会社組織のしがらみから距離を置きつつ、自分のペースで生活を設計できるとのこと。

次に「働き方の自由度」。スケジュールの幅が広い分、自己管理は必須ですが、その裁量が自己成長へのモチベーションになっています。最近では翻訳通訳以外に、講演や日越通訳の授業などを引き受けたりしています。

ーご自身の翻訳を実際の販売店でご覧になられたときの喜びを楽しそうに語っていただきました。

そして「成果が形になって世に出る喜び」。自分が翻訳した文書が、実際に店舗で配布されるチラシ・マニュアルとして並ぶのを目にしたときの高揚感は、何度味わっても格別。数百ページ規模の医療書籍をやり切った経験も、プロとしての自信と糧になりました。

ー翻訳や講師などをバランスよく取り入れて活躍の場を広げていらっしゃいます。

仕事観にも変化がありました。納品前に2~3回のセルフチェックを徹底する姿勢は、日常の細やかな確認癖にもつながり、性格面の「丁寧さ」を育ててくれたといいます。翻訳や通訳以外でも、講師・スピーカーなど他の活動と組み合わせることで、収入面だけでなく人とのつながりも保てるのが、フリーランスの良さだと実感しています。

ー生成AIなどによる翻訳が台頭してきている中でも人の手による翻訳に価値を見出すことができるとおっしゃっています。

生成AI時代ならではの“人の目”の価値も実感。例えば、大学の先生(講師)宛のメールで、AIが“Teacher”を“Doctor”と誤訳したケース。語用論や文脈判断が絡む場面では、最終判断を担うプロの介在が欠かせないと感じています。

ー翻訳は人生にもよい影響を与えてくれているそうです。

翻訳は、知識が増え、時間と場所の自由度が高まり、そして人格の細部まで“磨いてくれる”仕事です。ニュースで語彙を増やす、映画で表現を拾う、訳文は2~3度は必ず見直すなど、基本を大切にする積み重ねが、確かな品質につながります。

将来の夢

AIの浸透でメールなどの容易な内容の翻訳需要は減った一方で、深い理解と責任を伴う大きな案件に挑み続けたいですね。4年前には、日本の“おもてなし”をテーマにベトナム語で書籍を執筆し、完売・重版を経験。講演や授業の機会を通じて、通訳・翻訳の経験を若い世代に伝えることにも力を入れたいと考えています。プライベートでは旅が大好きで、現在約20か国の訪問歴を、これからもっと増やしていくつもりです。

海外3か国の滞在地の風景写真(旅行中に撮影)
旅行を通じて約20か国を訪問。写真は3か国での滞在の一コマ

編集後記

言語と誠実に向き合い、学びを積み重ね続ける姿勢、そして日々の地道な努力と自己管理が、自由な働き方と確かな品質を支えている。TTさんのお話から多くの示唆をいただきました。

楽しみながら、言葉と向き合う毎日

インタビューーサン・フレアとはたらくひと


楽しみながら、言葉と向き合う毎日

翻訳者インタビュー KDさん

KDさん

登録歴8年

分野:IT、マーケティング他、ネイティブチェック

イギリス出身で、現在サン・フレアにて翻訳やネイティブチェックをされているKDさん。IR関連の投資家向け文書からコピーライティング、ゲーム翻訳まで、幅広い分野で活躍されています。今回は、サン・フレアでのお仕事のことや、フリーランスとして働く日常、今後の展望などについてお話を伺いました。

現在のお仕事について

IR資料や統合報告書、プレスリリースなどの投資家向け資料の翻訳をしています。また、マーケティング関連の案件も対応しています。翻訳がメインですが、ネイティブチェックも行っています。他の方の翻訳も参考になるので、ネイティブチェックもやりがいがあります。「自分ならこう訳するかな」と感じることもありますが、自分の文体に寄せすぎず、活かせる点は活かすようにしています。

ー 翻訳だけでなく、他翻訳者の訳文をチェックするネイティブチェック業務にも携わっているKDさん。チェック業務では、翻訳者の訳文を尊重する姿勢を大切にしているそうです。

IR資料などの専門知識は、実際の業務を通して習得してきました。また過去の資料を参考にしながら身につけています。経済学や企業の経営に関する内容については、その都度調べたうえで翻訳に反映しています。

ー 実案件を積み重ねながら、専門分野への理解を深めてきたと語ります。

日本語との出会いと歩み

日本語の勉強を始めたのは、中学生の頃です。日本のポップカルチャー(アニメ・漫画・ゲームなど)が好きでした。当時は英訳があまりなかったため、早く遊びたい気持ちから日本語の勉強を始めました。

ー 日本のポップカルチャーへの興味が、日本語学習のきっかけだったそうです。

イギリス風景
イギリスにて

日本語の文字表記、特に漢字が面白いと感じました。難しかったですが、1日4文字ずつ常用漢字を覚えるようにしていました。ロンドンの大学でも日本語を専攻し、日本史や日本文学を学びました。意識して生の日本語を聴いて日本語を学び、身につけました。

ー その後、日本の大学へ交換留学生として1年間留学されました。

帰国後は、日本語を使う仕事がしたかったので、日本製品を扱うお店でアルバイトをしていました。オーナーが日本語を話せなかったため、橋渡しのような役割をしていました。その後、日本の大学院で修士課程を取得し、結婚を機に日本に移住しました。日本の大学で研究を続けたかったというのも移住の理由です。

ー 現在は関西にお住まいになり、フリーランスとして翻訳、ネイティブチェックをされています。

バリバリの関西弁を使っている地域ではありませんが、それでも関西弁と標準語のイントネーションの違いが難しい時があります(笑)。

お子さんとのひと時
お子さんと過ごす時間も大切にされています。

言葉を仕事へ

修士課程修了後、博士課程に入り研究を続けたかったのですが、研究だけで生活するのは難しくて。アルバイトで翻訳の仕事をすることがあり、それが楽しく、「もっとやってみたい」と思うようになりました。

ー 博士課程在籍中に、チェックの仕事を開始されました。

サン・フレアはアルバイト中に知りました。翻訳とネイティブチェックのトライアルを受けて合格し、ほどなく大型案件のチェックの仕事が入りました。

翻訳とチェックの割合は月によって異なります。半々の時もあれば、翻訳の割合が多い月もあります。今お受けしている仕事のうち、ほぼすべてがサン・フレアからの案件ですね。

ー トライアルに合格されて、サン・フレアとのお仕事を開始されました。翻訳とネイティブチェックの両方で活躍されています。

小さい子供が3人いますので、在宅で仕事をしています。1日の作業時間は8時間くらいです。スケジュールがあくと子どもと過ごす時間も取れるので助かっています。子供には日本語の絵本を読み聞かせていますが、表現について良い教科書になったりします。絵本はネットショッピングで買ったり、本屋さんで買ったりしています。

ー 在宅ワークならではの柔軟な時間の使い方をされています。

印象に残っている仕事

化粧品コピーの翻訳や、コピーライティング、トランスクリエイションの仕事が印象に残っています。じっくり考えてアイデアを練り、複数のコピー案を作りました。緊張もしましたが、良い経験になりました。

ー 化粧品のコピーでは、サンプルをもらって実際に試しながら取り組まれたそうです。

映画紹介の案件や、新しい商業施設の工事案内コピーを執筆した仕事も印象深いです。 また、スマホゲームのストーリー部分のシナリオ翻訳も印象に残っています。ユーモラスな展開で、楽しかったです。

仕事の難しさと工夫

スケジュールの関係で、どうしても時間が取れないとき、ピンチを感じたことがあります。大型案件のトライアルに受かったものの、本発注になったときに他の案件と重なってしまい、残念ながら断ったこともありました。分野的にはやれそうなものだったので、是非にと言っていただいたのですが残念でした。

ー 翻訳の案件はお客様のご依頼のタイミングで発生するため、ときに案件の打診が重なり、やむを得ず断ることも。

イギリス出身なので、イギリス英語とアメリカ英語の違いには気を使います。ビジネス英語ではそれほど違いはありませんが、ゲーム翻訳などは口語が多いので、アメリカ英語では使わない言い回しや表現など、特に注意が必要です。

ー 日頃から表現力維持や向上のためのインプットも意識して行われています。

ポッドキャストで本の朗読を聴いたり、ノンフィクションを読んだりして英語の表現を意識しています。

翻訳の魅力

翻訳作業そのものが好きなので、一日中語学を使った仕事ができるのはとても幸せです。言語能力を使うことができて、さまざまな資料が読めるということも幸せですね。AIの時代に、人間である自分に仕事がくることもありがたいと思います。

ー 翻訳を通して知識が蓄積される点にも魅力を感じています。

翻訳すると内容が自分の頭に残るので、いろんな勉強にもなり自分の蓄積にもなります。 意味が分かるだけではなく伝わる表現にすることなどを考えると、人間の仕事はまだ残っていくのではないかと考えます。

ー 通訳もされたことがあるそうですが、翻訳の方が向いているとおっしゃいます。

大学で通訳の仕事をしたこともあります。前もって資料をいただき、下調べをしたうえで行う通訳も経験しました。通訳はスリリングでしたが(笑)、自分には翻訳のほうが向いているし楽しいですね。

今後の展望―楽しみながら挑戦し続ける

これまでさまざまな案件を経験してきました、引き続き幅広い分野で多様な案件にチャレンジしていきたいです。できればフィクションや物語性のあるもの、ゲームなどをもっとやってみたいと思っています。

ー 引き合いがあったものの、AIでやることになったケースもあったそう。

今後の展望

だからこそ、人間味を活かして、そういう分野にさらに力を注いでやってみたいですね。 どの分野でも初めての経験は楽しいので、常に新しいチャレンジを続けていきたいと思ってます。

編集後記

イギリス出身で、西日本にご家族と暮らしながら翻訳・チェックの仕事に従事しているKDさん。流ちょうな日本語の背景には、習得までの地道な努力と、それをなし得た実直な性格が伺えます。一つ一つ言葉を選んで丁寧に話してくださるお人柄から、仕事に対する誠実な姿勢も垣間見えました。今後もさらにお仕事の実力に磨きをかけて行かれるよう、期待しております。

翻訳は、地方でも子育てしながらでも、世界とつながれる仕事です

インタビュー ー サン・フレアとはたらくひと

翻訳は、地方でも子育てしながらでも、
世界とつながれる仕事です

UEさん

UEさん

登録歴3年

分野 : 産業機械、精密機械、電気・通信

メキシコの自動車部品メーカーでの通訳・翻訳業務を経験された後、現在は自然豊かな地域で、翻訳の仕事を心から楽しんでいらっしゃるUEさん。サン・フレアに登録されている日本人翻訳者の中でも、英語(英→日、日→英)とスペイン語(日→西)の2言語で活躍されている、数少ない翻訳者のお一人です。今回は、そんなUEさんにこれまでのご経験や現在の働き方について、お話を伺いました。

語学との出会い、そして翻訳の道へ

「私、九州の田舎に住んでるんです。田植えしたり、翻訳したり、そんな生活です。まさに”晴耕雨読”ですね。」

ー UEさんは、自然豊かな土地で暮らしながら、英語・スペイン語・日本語の3言語を使いこなす翻訳者。留学経験はほとんどなく、語学は独学で身につけたそうです。

「実家の隣に伝統工芸の織物工場があって、海外の方がよく来てたんです。そこで”Hi!”って声をかけたら返してくれて、それが嬉しくて。英語が好きになったのはそこからですね。」

語学との出会い
メキシコ現地の風景より

ー 大学時代にはバックパックでアジアや中南米を旅し、現地でスペイン語を習得。メキシコでは現地契約の通訳として働き、3言語を駆使して会議や資料翻訳を担当しました。

「現場の人とはスペイン語、社長とは英語、上司とは日本語。3言語でディスカッションしていました。時には、喧嘩の通訳までさせられて、まさに“何でも屋”でしたね。」

ー 3言語を駆使して、通訳・翻訳業務をこなすには、やはり苦労も多かったといいます。今も時間があれば、書籍を読み、語彙力・表現力のスキルアップを図っているそうです。特にミステリーやホラーが好きで、英語では Anthony Horowitz、Dan Brown、Stephen King などを愛読。ハラハラする表現や情景描写に注目しながらペーパーバックに書き込みや線を引き、日本語訳と比較することもあります。産業翻訳は文学とは異なるものの、読書を通じて「読み手に与える印象」を学ぶことはとても練習になると語ります。スペイン語原書の場合も、英語や日本語の訳書をあわせて読むことがあるそうです。

「英語、スペイン語、日本語のそれぞれの言語を同レベルに引き上げることは、今でも取り組んでいます。全部を引き上げられるよう、日々学びの連続です」

サン・フレアとの出会い

サン・フレアとの出会い

「独立してからは、ほぼ100%、サン・フレアさんからのお仕事で生活しています。住む場所に関わらず、国内外の企業や行政機関の仕事に関われるので、やっぱり面白いですし、やりがいを感じます。翻訳者としても成長を実感しています。」

ー UEさんが初めて担当したのは、化粧品メーカーのレポートの日英翻訳。その後も毎年継続して案件を担当しています。

「初めての案件が世界にリリースされた時は、もうテンション上がりました。フリーランスだけど、PM(プロジェクトマネージャー)さんとチームで仕事してる感覚があって、それがすごく嬉しいんです。」

ー サン・フレアのサポート体制や過去訳データベースの質の高さも、仕事のしやすさにつながっていると語ります。

「お客様によって求める品質が違うので、必ず過去訳を確認して、指示書と照らし合わせてから作業します。そういう情報を手厚く提供してくれるのは、サン・フレアさんだけですね。」

ワークライフバランスと自己管理

「今、小学5年生の子どもがいるんですけど、翻訳の仕事は地方でも子育てしながらでもできる。私にはすごく合ってます。」

ー 昼間に出かけたり、温泉でリフレッシュしたりするなど、柔軟な働き方を楽しんでいます。

「納品が終わったら、近くの温泉に一人で行ったりします。平日の朝に映画を観に行ったりもしますよ。最近は『鬼滅の刃』を朝8時の回で観ました。」

ー 災害時の停電にも備え、バックアップ用のバッテリーや通信環境も整備し仕事を継続できるよう準備しているとのこと。

「台風が来て、電気が止まったらどうしよう…って、台風シーズンはハラハラしてます。でも、スマホでWi-Fi飛ばして、インターネットを使えるようにしてます。もちろん、バックアップ用のバッテリーは必須ですね。」

責任感とプロ意識

「翻訳って、100人いれば100通りの文章ができます。でも、求められている品質を理解して、納期を守って納品することが大切です。」

ー UEさんは、翻訳者としての責任感を何よりも大切にしています。

責任感とプロ意識

「駆け出しのころ、PhraseTMSの使い方がよく分からなくて、徹夜で仕上げたこともありました。幻覚が見えても、納期優先で無視して仕事しました(笑)。今となっては面白い経験です。」

ー 納期を無視して、文学的な美しい日本語や美し過ぎる英語で120%を目指して完璧な文章に翻訳することよりも、お客様が求めている品質レベルを理解して、正確かつ目的に合った翻訳のクオリティで納期通りに納品しなければいけないと思っています。

「後工程の校正者さんやチェッカーさんにご迷惑をかける訳にもいかないし、もちろんその先で待っていらっしゃるお客様にもご迷惑が掛かってしまうので、納期は最優先で対応しています。」

今後の夢と展望

「将来的には、サン・フレア アカデミーで講師をしてみたいです。スペイン語や英語を教える側にも挑戦してみたいですね。」

ー 通訳業にも意欲的で、子どもがもう少し大きくなったら現地通訳にもチャレンジしたいと語ります。

「以前、自動車メーカーの工場での通訳の依頼をいただいたんですが、子どもが小さくて断念しました。でも、あと数年したらぜひ挑戦したいです。オンライン通訳なら今でも対応できますよ!」

【編集後記】

UEさんのインタビューからは、翻訳という仕事の柔軟性と責任感、そして地方に住みながら世界とつながる喜びが伝わってきました。語学力だけでなく、人柄や姿勢も魅力的な翻訳者です。

※サン・フレアでは、ISO 27001を取得しており、情報セキュリティを重視しています。登録制作者のみなさまにはセキュアな環境での作業をお願いしております。無料Wi-Fiなど、リスクのある通信環境の使用は禁止しております。

広報・マーケティング分野の翻訳

広報・マーケティング分野の翻訳

お仕事紹介

企業の「伝えたい」を、
確実に「伝わる」へ。

~言葉の力で企業とお客様をつなぐ、広報・マーケティング分野の翻訳~

広報・マーケティング分野の翻訳とは

広報・マーケティング分野の翻訳では、Webサイトや企業ブログ、動画、SNSなど、各種企業・団体が広報やマーケティング活動をおこなう際に発生する、様々なコンテンツが翻訳対象になります。
この分野では、情報の発信元(企業・団体など)と受信先(読者)の両方の視点で、用途に合わせた訴求力のある文章に翻訳する高度なスキルが求められます。

オンライン集客の拡大とともに高まる重要性

オンライン集客

オンライン集客の拡大とともに高まる重要性

デジタルマーケティングの重要性が高まる中、企業はWebサイト、ブログ、SNS、動画などを活用した情報発信に力を入れています。
特に以下のようなケースで、マーケティング翻訳のニーズが高まっています。

  • 海外市場を狙う日本企業が、海外の見込み顧客向けにBtoBマーケティングコンテンツを多言語化。
  • インバウンド需要の拡大により、観光業界が、訪日外国人向けに観光案内やキャンペーン情報を多言語で発信。

BtoB・BtoCを問わず、「伝わるコンテンツ」が企業の戦略の一部となる今、
翻訳者にはマーケティングの視点を持った”伝える力”が求められています。

情報過多の時代に、選ばれるコンテンツとは?

選ばれるコンテンツ

情報過多の時代に、選ばれるコンテンツとは?

膨大な情報が溢れる現代で、読者の目に留まり、印象に残るには、ただ訳すだけでは不十分です。
重要なのは、原文の意図を正確に汲み取り、読者の関心を引く表現へと磨き上げること。
原文への忠実さを保ちつつ、訴求力のある文章に仕上げるには、言葉の選び方に細心の注意が必要です。

  • 誰に読んでもらいたいのか?
  • 何を伝えたいのか?どのような効果を狙っているのか?

こうした顧客(制作者側)の視点を理解し、読み手が「もっと知りたい」「この商品・サービスを購入したい」と感じる文章へと翻訳する高い力量が求められます。

人の感性が活きる分野

人の感性

人の感性が活きる分野

AIや機械翻訳(MT)の進化は目覚ましいものの、広報・マーケティング分野では人ならではの繊細な感覚が不可欠です。
この分野では、原文の意図や感情、文化的背景、読み手への印象までを汲み取り、最適な表現へと昇華させる力が求められます。

言葉のニュアンスやトーンの選び方ひとつで、企業やブランドのイメージが大きく左右されるため、翻訳者の感性と判断力が求められます。

主なドキュメント

市場調査・戦略設計・分析
企画書、提案書、プレゼン資料、調査レポートなど
広告・マーケティング
Webサイト、ブログ、動画(例:商品紹介(BtoC)、導入事例(BtoB)、技術紹介)など。
広報
コーポレートサイト(例:CSR、IR・投資家情報、採用)、社長・幹部メッセージ、社内報など

必要なスキル

高度な原文読解力

コンテンツの目的(集客、企業ブランドの認知度UP、信頼性向上など)を正確に理解し、原文に込められたメッセージの本質を的確に把握する力が必要です。

💡英文解釈ができている≒原文解釈ができている?

英文解釈ができても、字面を訳すだけでは不十分。調査力も駆使して原文の意図を深く理解することが、的確な訳文につながります。

優れた文章力

ターゲット言語として自然で流暢であることに加え、目的に応じた文章を構築する力が求められます。

💡文章がきれいなだけでは不十分→お客様のメッセージや意図を反映する

読みやすさだけでなく、コンテンツに込められたメッセージや意図を反映することが重要です。原文の内容から足さず・引かずに、最適な表現を選ぶ高い力量が必要です。

適切な言葉選び

対象読者や市場、ブランドボイスに応じて、トーンや語り口を調整する力が求められます。

💡読み手目線で言葉を選ぶ

例:

  • 一般ユーザー向け → 分かりやすさ・親しみやすさ
  • 専門性の高い顧客層 → 技術的な正確性+説得力のある語り口

💡企業やブランドの品格を損なわない配慮

企業イメージやブランドトーンに合った言葉選びも重要です。

市場・文化的背景への理解・配慮

市場や文化を考慮し、誤解を招く表現を避けるような配慮をすることも必要です。

調査力

様々な業界の顧客の広報・マーケティング資料を扱うため、適宜調査をして翻訳の精度を上げます。
例えば、商品・サービスの背景調査(企業・ブランド情報、業界情報、固有名詞、用語・表現など)、対象業種に合わせた用語・表現選択など。

活かせる経験

ライティング経験

ご自身で文章を作成した経験のある方。

例えば、新聞記者、書籍・雑誌編集者、書籍・記事執筆など。

コンテンツ作成の実務経験

広報、PR、マーケティング部門で、コンテンツや資料を執筆したり、リライト等されていた方

※デジタルマーケティング制作やSEOライティング知識があると尚可。

広告・販促資料の翻訳経験

Webサイト、動画、ホワイトペーパー、パンフレット、広告キャッチコピーなどの翻訳実績

特定業界に関する知識

IT、金融、医療・ライフサイエンス、機械、建築・土木、ファッション、観光、食品など、特定分野における市場や用語への理解

◎IT × マーケ、医療 × マーケ、化粧品 × マーケなど、専門知識や得意分野があるとお仕事の幅が広がります。

現場からひと言

PM
プロジェクトマネージャーより

広報やマーケティングの翻訳は、特に文章力が求められる分野で、扱うコンテンツが幅広いのも特徴的です。

例えば、同じITに関する内容でも、BtoB向けの専門性の高いホワイトペーパーやプレゼン資料では、読み手が顧客企業の経営層の場合もあり、ビジネス文書としての完成度が求められます。

あるいは、一般消費者向けのブログコンテンツの場合、専門的な内容をかみ砕いて読みやすい文章にする必要があります。


様々な内容を扱うので調査も欠かせませんが、「いろんな内容を翻訳できるのが楽しい」とおっしゃる翻訳者もいらっしゃいます。

時に、日本の食文化や伝統芸能に関する記事、博物館展示内容の解説文、カレンダー掲載写真の解説文、スポーツ・音楽・歴史関連資料など、面白い内容もあるので、思わぬ趣味や知識が活きたりすることもあります。


お客様の品質要求も高まっており、単に「読みやすい」だけでは今一歩で、原文に踏み込んでお客様目線で翻訳できると強いと思います。

必須経験ではありませんが、ご自身でビジネスとして文章を作成した経験のある方は、売り手と読み手の視点を押さえた文章が書ける方が多く、活躍されていますね。

言葉に対する感性の高い方や、調査やきちんと考えて翻訳できる方、歓迎いたします。

Reviewer
レビュアーより

広報・マーケティング分野の翻訳には、企業とその顧客をつなぐ、大事な役割があると思います。

企業のブランディングに関わることもあるため、責任感や慎重さも求められます。

そうした中で、この分野の翻訳を仕事として、かつ自分も楽しみながら続けていくためには、文化的・言語的な感性を磨き、頭の柔軟性や表現力を高めるような、自らの「アップデート」も必要になるでしょう。


単に「自分はこう言いたい」に終始するのではなく、対象企業をよく知る洞察力を持ち、ブランドの一部になる感覚を味わいながら、言葉を紡いでいく…。

もちろん、自身の生活のためにも翻訳スピードも意識していく必要はありますが、そんな中でも、向上心や探究心、楽しむ心をなくさない、それがこの分野の翻訳において大切なことかもしれません。


ちなみに、近年動画の翻訳や、単に翻訳だけではないライティング要素のあるお仕事も増えつつありますので、ご興味のある方はぜひ。